マイケルのインタビュー TVガイド|マイケル・ジャクソン・サポーター|Michael Jackson Supporter

TV GUIDE INTERVIEW 1999 DEC

インタビュー原文 [ENGLISH]

THE ONCE AND FUTURE KING

BY LISA BERNHARD
スリラーによって音楽界の記録を打ち破り10年間ポップミュージック界に君臨した,マイケル ジャクソン。この独占インタビューの中で彼は音楽史での位置、陣容を固めたパーソナルライフ、そして何が彼に向って来ているのかを語ってくれた。
伝説は理解するにはあまりにも大きすぎたが、その魅力は色褪せることはなかった。計り知れない才能の持ち主である男はしばしばタブロイド紙の見出しによってそれを曇らされている、こういうマイケル ジャクソンをどうやって理解するのか? 以前のジャクソン ファイヴのリードボーカリストは1982年の彼のアルバム、スリラーをもって単独の名声を打ち上げた。
その後1993年に13才の少年の告発によって、彼に対して虐待に対する要求が持ち上がった件は、明らかにされていない多額の示談金によって解決された。この歌手が猛烈な否定をした、それは彼の白金のイメージにひどい汚点をつけた。
そして尚いまジャクソンは先にどんどん進んでいる。 ニューヨークのホテルのスイートルームで座っているシャイで有名なポップスターはカリスマ的で喜びに溢れている、今後のプロジェクトについて話し合う彼は落ち着いた当たり前の人間で「明るい、ダンスミュージック、相互関係的なもの」と語るタイトル未定のCDの話。それと彼の兄弟達との再結成アルバムの話。そして次に彼が19世紀のライターを主演する「エドガー アラン ポーの悪夢」がある。
来年撮影が予定されている映画をなぜ彼がやるのか、「ポーの人生はとても興味深い」とジャクソンは言う。そして皮肉なしに付け加えて、「僕は安全を演じたりしないアーティストが好きなんだ」と。

TVG : 「スリラー」はミュージックビデオというものを永遠に変えたわね。あなたは何処からそのアイディアを得たの?

MJ : 兄さんのジャッキーが僕の家に来て言ったんだ「TVであの番組を見てないかい?みんな全員が音楽だけをやっているんだ。MTVだ。」僕はTVをつけ、コンセプトはとても面白いと思ったよ。僕が気に入らなかったのはビデオのイメージの作り方で、僕がもしひとつやるとしたらもう少しエンターティーメント性を持たせた何かをやるだろうと考えたんだ。僕の夢は何か始まりがあって、内容がありエンディングがあるような何かを作りたい、つまりショートフィルムのようなものだったんだ。

TVG : あなたはアルバムからのビデオ「スリラー」が成層圏の中にあなたのキャリアをぶちとばすことになるだろうと想像してましたか?

MJ : 僕はアルバムがどうなっていくだろうなんてことはあまり考えてなかったよ。ただ僕は見て楽しめるものを創りたかったんだ。だから僕の「スリラー」の大きな目標は、何か怖さ、楽しさ、ワクワクすることをやることだったんだ。

TVG : 今、あの時代の全てを振り返ってみるとどんな感じかしら?

MJ : 僕はあの頃を幸せな時代と悲しみの時代だと見ているんだ。それに興奮した時代でもあるね。何故って僕の多くの夢が叶ったのだし、有名になるというのは素晴らしいことだった。

TVG : あなたは悲しみの時代だったとも言ったわね。

MJ : そうさ。もし僕がちゃんと何を捜し求めているか分かっていなかったら、僕はとても落胆するよ。

TVG : あなたはアルバムが未だあなたの心に描いたものに応えていなかったと言いたいの?

MJ : 完全じゃなかったよ。

TVG : どの曲があなたをがっかりさせたのでしょう?

MJ : 「スタートサムシング」だ。作曲はとても欲求不満なアートの形なんだ。自分の頭の中で鳴っているものを正確にテープにのせなきゃ駄目なんだ。頭の上の方に湧き上がって僕が聞こえているその時は、素晴らしいものなんだ。僕はテープ上にそれを再生させなきゃいけないんだ。「ガールイズマイン」は僕がやりたかったものからして完全じゃないものだ。でもとてもいいものだね。でも「ビリージーン」がそこにあった。僕はこの仕事には相当力を入れたよ。3週間もの間、1人きりでベースの仕上げにかけたんだ。

TVG : 手袋, 白いソックス、真っ赤なレザージャケット、誰がこれらのものを考え付いたの?

MJ : あの手袋はただ、・・・僕は片手のほうが両手よりもカッコイイなと思っただけさ。僕はダンスの動きにアクセントをつけるのが好きなんだ。視点は白いもののあるところに行くものだから、つまり手袋がそう。それと足元にね。もし君がダンスしているとしたらそれが少し光を放つものがくれば、“感嘆符”をその動きにつけることが出来るんだ。だから僕は白いソックスをはいたんだ。それとジャケットのデザインだけど、僕は洋服を作る人々と一緒に席にいてボタンやバックルを何処につけたいのかとかデザインについて伝えたというわけだ。でも僕はあれをもう着ようとは思わないよ。過去に夢中になってるなんて悲しいことだよ。だから僕は賞で貰った像を家に置いていないんだ。 ゴールドレコードもないし、グラミー賞もないよ。全部倉庫にしまってあるんだ。僕はプライドで思い上がってるなんて嫌なんだ。だってそれは僕にはもう手に届くものは何も無いみたいに感じるからだ。それにそんなのは本当じゃないしね。

TVG : あなたの最もクリエイティヴな時期はまだこれからだとあなたは感じているのかしら?

MJ : 僕はベストワークはこれからだと思っている、でも僕はポップアルバムの後をいつまでもアルバム製作をやり続けて追いかけるんじゃなくて他の領域に入って行きたいんだ。

TVG : 音楽的に興味を持てることをやっているアーティストはいる?

MJ : 素晴らしいクリエイティヴなアイディアが幾つかあるけど僕はみんなが創り出しているとは思わないな。大体は古いもの取って来て新しいものと一体化させようとしているんだ。

TVG : 誰か一緒に仕事がしたいと思うような人は?

MJ : 僕は沢山のアーティストのファンだけど、そういう人はいないよ。

TVG : あなたの好きな音楽はどんなものなんでしょう?

MJ : 君はきっとショックを受けるね。僕は今朝、ロジャーズ&ハマーシュタイン(有名なミュージカルの作曲家)の曲を歌っていたんだ。それが僕が家にいたりするときに歌うものなんだ。僕の好きな曲は「サウンド オブ ミュージック」からの「My Favorite Things」やB.ストライザンドの歌"Absent Minded Me"なんかだ。僕は偉大な古いMGMミュージカルのファンでもあるんだ。僕はショーの曲が大好きなんだ。旋律の大ファンなんだ。

TVG : パフォーマンスするのにお気に入りの曲は?

MJ : 「ビリージーン」だね。但し僕が同じやり方でやらなくてもいいという時に限ってね。観客は決まったことを望むものなんだ。僕はあの地点でムーンウォークをやらなきゃいけない(笑)。僕は違ったバージョンをやりたいんだよ。

TVG : 現在のあなたの観客とはどういう人たちになるのかしら?

MJ : どうだろうな。僕はただ素晴らしい音楽を書こうとしているだけなんだ。もし彼らがそれを気に入ってくれるんなら気に入ってくれるんだろうっていうだけだよ。僕は人口統計学の何とかだとかについて考えたりしないよ。レコード会社はそういったことを僕に考えさせようとするけれど僕は聞いて楽しいようなものをやりたいってだけだね。

TVG : 新千年に(ミレニアム)に向けて新しいマイケルとしては何かあるの?

MJ : そうだね。二つ三つ計画があるよ。僕が今までやったものとは全く違うものになろうとしていると思うんだ。ニューアルバムの中に "I Have This Dream"という曲があるんだけどこれは世界や環境についての歌でミレニアムソングなんだ。これは僕がキャロル ベイヤー セイジャーとデイビット フォスターとで書いたものだ。

TVG : あなたはまたツアーに出ることを考えているの?

MJ : そうは思ってないよ。僕に多くのものを失わせるものなんだ。

TVG : あなたは滅多に変装なしで公に旅行したりしないのね。なぜなの?

MJ : 僕には他の方法がないからだな。色々試したよ(笑) 被り物のデブから尼僧、道化とかね。ハロウィンのお化けが僕には一番なのさ。それとMardi Grasだな。

TVG : あなたはもう自分自身として自由に出歩くことが出来ないと思っているの?

MJ : 僕が変装をするのはもっと違う理由からなんだ。僕は人間を観察するのが好きなんだ。壁にとまっているハエのような存在になってね。たとえベンチに2人のおばあさんが座っているだけとか子供達がブランコに乗っているだけにしても。日常的な生活の場面に人々がどのように調和しているのかを僕は知らないからね。(知りたいんだ。)
一度こんなことがあったよ。レコード屋に行った時だけど僕は完璧に変装していた。女の子達が僕のアルバムを引っ張り出していて僕について喋っていたんだ。僕は文字どおりに彼女たちの隣にいたんだ。最高だったね。楽しかったよ。
だけどもし僕が僕自身としてそのまま出掛けたとしたら、僕は楽しむことなんて出来ないんだ。みんないつもこう言うのさ。「パーティーに行きましょうよ」 一歩、僕がそこに足を踏み入れると僕にとってはパーティーは終わってしまうのに。パーティーは彼らのためのものでしかない。僕の目の前に自分の名刺を突きつけながら「私を憶えていますか?私は4年前にあなたに会いましたよ、場所はね・・・」 などと言う。そして僕は「憶えてないよ」と言う。だから僕はこういう事柄を楽しむのは無理なんだ。みんなは僕の曲ばかりをやってる。僕は自分の音楽を聞くために来たんじゃないんだ。そして全員が繰り返し歌うように言い始める「踊って!」「おやおや。僕はたまには君たちのダンスを見たいんだ」

TVG : 否定的なマスコミの報道によって人があなたの音楽をそれだけで悪く取るだろうとあなたは思いますか?

MJ : 僕はそうは思っていないね。だいたいマスコミは僕をこういう化け物のようなクレージーな人物、奇怪で変なヤツっていうように書いているだろ。僕は全然そんな風じゃないんだからね。

TVG : こういうイメージを変える為にあなたに出来ることはある?

MJ : うーん、僕は僕らしくいることと魂から湧き出てくる作品を創り出すことしかないよ。それでも連中はこういうものを取り上げて違う方向に操作して行くんだけどね。

TVG : しかし何があなたの事を「大丈夫なんだ」とあなたのことを変だと思っている人に思わせるのかしら。例えば「彼は変なヤツさ。風変わりな動物を飼って、だとか・・・」

MJ : 神さまが動物を創造されたんだ。だからみんな可愛いよ。美しいんだ。僕はジェーン ゴッダール(人類学者)や自然愛好家の皆と同じように感じているんだ。僕の目には動物が奇妙だとか変てこだなんてこと全然見えないよ。

TVG : 整形手術についてはどうなの?

MJ : ハリウッドの芸能人はみんな整形してるさ!僕には連中がなぜ僕を指摘するのか分からない。マスコミは誇張して書いてるんだ。鼻だけなのを、そうだろ。連中は何もかもにしたいんだ。鼻だけじゃ満足しないのさ。 エルビス (プレスリー)も鼻を整形してた。これはリサマリーが教えてくれたんだ。連中はその事は書こうとしない。僕だけを選び出して言うんだ。フェアじゃないよ。

TVG : 分かったわ、ところであなたは今リサマリーについて口にしたわね。私はこういう記事を読んだんだけど。あなたが言うには彼女はあなたの息子を産まなかったことを後悔していてだから未だに彼女はあなたとの子供を望んでいるという、これは本当?

MJ : ふーん、僕はあの時彼女がどう感じていたかを憶えているよ。(笑) でも何を僕が答えるにしても、この質問は迷惑なことになるな。この次の号で多分こう書かれちゃうんじゃないかな。「おやまあ、リサは彼に2度と会いたくもないと言ったそうです!」なんてね。

TVG : あなた達2人は、今は友達なの?

MJ : リサは優しいよ。僕は彼女が大好きなんだ、だから僕らは友達でいられる。そして誰が次にどうなるなんて分かるんだい? 僕は彼女が現在どう思っているのかなんて知らない。ただ僕が言えるのは彼女は僕の家に来るし、僕の子供達にも会う、電話で話もする、そういう事しか言えないな。

TVG : あなたはまた結婚をすると思うの?

MJ : そうなればステキだね。

TVG : 3回目には何に魅かれてするのかしら?

MJ : ただ僕にピンと来させるものがあって、その人に会ってデートして、それからだな。「この人なんだ。この人が運命の相手なんだ」とね。

TVG : あなたはこの2回の結婚でもそういう風に感じていたの?

MJ : ああ、勿論そうさ。

TVG : あなたはまだ結婚生活を続けていたかったの?

MJ : ああ、そうだよ。でもね、何がベストなのかって事なんだ。起こったことは起こったことさ。その事を大事にしなきゃいけないんだ。

TVG : 誰があなたの一番親しい友達?

MJ : エリザベス(テーラー)だよ、間違いなく。僕らは毎木曜日に映画を観に行っているんだ。

TVG : あなた達が普通に映画館に行っているの?

MJ : 僕はワーナーブラザーズのスタジオに行きたいんだけど彼女は拒否するんだ。「ダメ、あなたと外に出るわ。」って。だから僕らはこのあたりに直行する。何処だかは言えないよ。歩いて行ってさっと入る。そこはいつも空っぽなんだ。みんなが働いている時間だから。そこの人が来て「ワォ、さあ入って」
だから僕らはお金を払ったことが無いんだ。僕らだけ払わなくていいんだね (笑) 。

TVG : あなたの子供達について話しましょうよ。(プリンス マイケル,2才と パリス キャサリン,1才について)
あなたに聞かないといけないことがあるんだけど、新聞が最近書いていたことであなたとデビーがあなた方の子供達の生物学上での両親でないという、つまり彼女に別の女性の卵子を植え付けて人工受精によって受胎させたという話についてなんだけど。

MJ : 全てゴミクズのような話だ。単なるゴミだよ、そんな話は本当じゃない。

TVG : 子供達はあなたと一緒にネバーランドで生活しているの?

MJ : 2週間前までネバーランドにいたよ。あの子達はあそこが自分の家なんだって初めて分かったようだったって僕は思ったよ。前はいつも何処かのホテルかリゾートなんだと思っていたんだ。僕らはあちこちのホテルに泊まっているからね。あの子達はあそこの列車や駅そして他の乗り物も彼らの為のものなんだって分かってなかったんだ。今は彼らは「ネバーランドに行きたいよ!」なんだ。

*ネバーランドはカリフォルニアのマイケルの自宅で敷地内にミニ遊園地がある。

TVG : 子供達の性格はどんな風?

MJ : プリンスは僕に映画を作るんだって一日中話してくれるよ。だから僕はビデオカメラを彼に買ってあげたんだ。僕が「こんどはなにをやる?」って言うと彼は「スターウォーズ」って言うわけさ。で、僕たちはテーブルの上にフィギュアを並べてそれを動かして映画を撮るんだよ。
パリスはね、やっと話し始めたり歩き始めたりしているところなんだ。とっても可愛いよ。僕は彼女がお人形が好きなのにビックリしてるんだ。妹のジャネットはそういう物が全然好きじゃなかったからね。彼女はオテンバ娘だったよ。僕はパリスもそんな風になると思っていたんだけど彼女は違ったよ。

TVG : それとあなたはオムツを代えたり食事をあげたりもするの?

MJ : そうだよ。 僕は好きでやってるんだ。やることがいっぱいだよ。僕は子育てについては準備万端だったと思うよ育児本は全部読んでいたしね、でも思っていた以上にエキサイティングだったよ。ただひとつ後悔してることがあるとすればもっと若い時にこれが出来ていたらなあってことだな。

TVG : 子供達に歌ってあげたり踊ってあげたりはするの?

MJ : それはあの子達が泣いていて静かにさせたい時にやることさ。僕が踊り始めたら泣き止むんだ。

TVG : あなたはもっと子供が欲しいの?

MJ : 絶対欲しいね。僕は父に言ったんだけど、僕は彼の10人という記録と競うつもりだってね。

TVG : あなたと父親との関係は今どんな感じかしら? しばらくあなたは彼とは疎遠になっていたわね。

MJ : 今、僕は父との間において今までで一番最高にいい関係にあるんだ。年齢と時が彼を穏健ないいひとに変えたんだと僕は思うよ。彼は僕にただ「どうしてる? ちゃんと食べてるか?それだけが知りたいんだ。」って言うんだ。「あの契約にサインしたのか」とかじゃなくてね。彼はただ僕が元気かどうかだけが知りたいんだ。本当にいい感じだと僕は思うな・・・それと母はね、完璧な天使みたいな人さ。

TVG : 41才になった今、あなたは幸せ?

MJ : うーん、僕はだいたい幸せだよ。僕はそれがなんであろうとどんなことにも気落ちさせられることはないんだ。僕は川のせせらぎや小鳥たちのさえずりや笑い声を聞くのが好きなんだよ、分かるかな。僕は何もかもここにある自然そして純なるものを愛しているんだ。僕はパーティーやクラブには出掛けて行くことはないだろう。子供の頃にもうやったことだから、もうそんなものはどうでもいいんだ。

TVG : 私は最近のあなたの言葉として読んだびっくりするような言葉を見つけたんだけど、それは、あなたはもし世界の子供達を助けるという希望の為でなければ、もう全てを投げ出して死んでしまうと言ったという、本当にこんな風に感じているの?

MJ : 僕はいつもそんな気持があるよ。だって生きている意味が無いと思うだろうから。

TVG : あなた自身の為や自身の創造の為でさえ意味が無いの?

MJ : どうでもいいんだろうな。全て僕の創っているものはああいう純粋無垢なものからインスパイアされて出てきたものなんだ。それと自然とね。それでなきゃ。つまりそれだけが大事ってことだよ。 このインタビュ−は11月(1999年)にニューヨークで行われた。 訳:Lilly
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